雑用水(飲料水以外の水)確保のための濾過装置

   先般の宮崎県沖地震により「巨大地震注意」が発出され、防災意識が喚起されましたが、災害断水時には、飲料水はもとより、雑用水の確保が重要になります。多くの災害経験者が言われるのは、「トイレが使えないのが一番困った」との発言です。

 

   平常時、一般家庭では、飲料水が10L/日程度使われている一方、大量の雑用水(200L/日以上)が使用されています。この雑用水が0になったら、どれだけ大変かは容易に想像されます。

 

   災害断水時でも、10L/日の雑用水が確保できれば、家族全員分の排泄物(大便)をトイレで流すことができます。

 

   大災害時には、断水が長期間続きますので、トイレはもとより、洗面、食器を洗う、頭を洗う、体を拭く、拭き掃除、手洗い洗濯、等、最低でも、20L~50L/日の雑用水が必要になると考えられます。

(注:50Lは、台所のシンクの容量に過ぎません。60cmx50cmx17cm)

 

   本濾過装置は、構造が簡単で利用し易く、雨水、池の水、川の水、等を効率良く濾過し(約45Lの汚水を15分で濾過)、透明度が水道水と同じになった濾過水に、微量の次亜塩素酸ナトリウムを添加して殺菌することにより、遊泳プールの水と同一の、安全な雑用水が簡単にでき上ります。

 

   使用する濾過フィルター(カートリッジ)は、ペットボトルの中にメラミンスポンジ(100円ショップで購入可)を詰めたもので、2個のカートリッジで200L以上の汚水が濾過されます。

   また、平常時でも邪魔にならず、カートリッジを付けずに水道水を貯留した貯水槽(蓋付き)として利用でき、短期間の断水には、この貯留水がそのまま使用できます

 

 

 

   本濾過装置は単純な構造なので、自作することができます。自作も奨励致します。

 

しかし、適切な機材を探したり、メラミンスポンジを適切な形にカットしてペットボトルに詰め込むには、多少のノーハウが必要になります。

 

このため、弊社では、完成品を購入したい方のために、次の値段で販売しています。 


[濾過装置一式]

9,500円 + 消費税 950円

計 10,450円/一式

 

予備濾過カートリッジ

500円 + 消費税 50円

計 550円/1本

(10本セット 5,500円 をお勧めします。)

 

注)濾過装置一式とは

①濾過槽(45L),②濾過槽の蓋,③排水パイプ2本,④コルク栓2個,⑤濾過カートリッジ2本

 です。

 

 また、送料および着払い手数料が掛かることを、ご了解ください。